とあるラテン車好きの家

車一般

電車に乗ると、線路沿いの家の駐車場に目が行きます。
線路沿いなので、一瞬しか見れませんし、反対側を向いて立っているときには見ることができません。

その駐車場は、家の前のスペースという感じのところで、駐めている車が電車から良く見えます。

その駐車場には数年前までアルファロメオの156とプジョーの406クーペの二台が駐まっていました。色は156が赤で、406クーペが黄色。

この赤の156と黄色の406クーペが二台並んで駐まっている姿、これがなんとも美しくて、とても華やかで、好きでした。

赤の156と黄色の406クーペ。この二台に乗っている人はどんな人なんだろう、とか、この二台は、奥さんと旦那さんがそれぞれ乗っているのかなあ、とか、そんなことを考えたりしながら、車窓から見ていました。

数年前といっても2020年ぐらいですから、156と406クーペの二台を所有して普段の車として乗るのはとても大変だと、容易に想像できます。156もほんと少なくなりましたし、406クーペは、156以上に少ないと思われ、走っている姿など、まずお目にかかれません。

そんな二台が家の前に普通にシュッと並んでいる、そんな光景が車窓から見えると、あまり好きではない電車の中の空気も多少は和らぐようなが気がして、いやいや、自分の気持ちが和らぐような気がして。

156の赤は、アルファレッド。でも、406クーペの黄色は、正確にはなんと言うかはよく知りません。まあ車の色の正確な表現を知っている人など、極々少数でしょうけど。

今回この記事を書くにあたって調べてみると、406クーペの黄色は、「ルクソア・イエロー」という色らしいです。「ルクソア」って、どういう意味なんでしょうか。

アルファでも147に「ルクソア・ブラック」という色もあるようですから、結構使われる言葉のようです。

この406クーペの黄色がとても明るい色で、そもそも黄色自体が明るくて目を引く色ですが、特にこの「ルクソア・イエロー」という黄色は、ちょっとなんというかレモン色っぽいというか、そんな感じもあって、とても目立ちますし、クリーンで健やかな感じもしますし。しかもその隣りには赤の156とくる。目立ちまくりです。

ビビッドなカラーのラテンの車が二台、家の前に並んでいる。なかなかいい風景やなあと、いつも、いつも思っていました。

ところが先日、久しぶりに電車からその家の前の駐車場を見ると、赤と黄色の姿が見当たりません。

代わりにそこにあったのは、おませさん。

マセラティで、色はガンメタ。マセラティのことは良く知りませんが、たぶんギブリだと思います。

このマセラティも、これまた格好いいこと。マセラティは、フロントマスクがぐっと低いのがいいですねえ。ここら辺は伝統なんでしょうか。肉食動物が獲物を狙ってぐぐっと頭を下げている、そんな感じがします。

マセラティ。

とてもいい車、とてもカッコイイ車ではあるのですが、自分としてはやっぱり前の赤の156と黄色の406クーペ、こっちの絵柄の方が、好きです。

ああ、かっこ良かったなあ。