先日、ビートで家を出て直ぐのところで、小さな男の子とその手をつなぐお母さんとすれ違いました。家の前の道は、車一台が通れるほとの狭い道で、歩道などはありません。
子供とお母さんは道の左側をこちら側に向かって歩いていました。子供が右側、つまり道の中央側を歩いていました。子供は幼稚園の年長か小学生の一年生か、それくらいです。お母さんに手をつながれながらも、子供は、ふらふらと歩いていました。
狭い道ですから、ゆっくり走っていますが、特に小さな子供の隣りを通過するので、いつも以上にゆっくりと、しかも、ビートを道の左側に寄せるようにして、その子から離れるようにしながら、その子の横を通過しました。
ビートが子供の横に来たとき、その子が一言、「かっこいい。」と言ってくれました。お母さんも、すかざず、「かっこいいね。」とフォローしてくれました。
小さな子供に言われて、ちょっとうれしかったです。これぐらいの子供は素直ですから、見たまま、思ったままのことを、素直に表現してくれますから。
ビートは、とても小さい車です。ビートを見た知り合いに、「ちっさい車やなあ」と言われたこともあります。NBOXのような今時の背高のっぽの車とは真逆です。全高もすごく低く、ボンネットにはエンジンもありませんから、前に立って見ると特に低く、小さく見えます。簡単に言えば、おもちゃのように見えます。
大人の場合は、例えば1.6mぐらいの高さからビートを見下ろすように、俯瞰するように見ることになります。だからどうしても、低くて全長も全幅も短い、おもちゃのような車に見えてしまいます。
でも、小さな子供が見た場合はどうか。
小さな子供の目線は、ちょうどビートの高さぐらい。ビートの全高は、1175mm。これは、だいたい6歳児の平均身長と同じです。
だから、小さな子供が見ると、ビートは決して小さい車ではなく、ロー&ワイドなスポーツカーらしい寸法の車に見えるのではないでしょうか。
すれ違った小さな子供は、初めて見たビートが、そんな車に見えたので、思わず、「かっこいい」と言ってくれたと思います。
これは、物を見るアングル、ビューの問題です。アングルが変わると、同じ物が別の物のように見える。いつも見ているアングルが、その物の特徴を一番正確に見ることができるアングル、正確に捉えることができるアングルとは限らない。
大人がビートのデザインのスケール感を感じようと思ったら、小さな子供と同じ目線、つまり、立って見るのではなく、座って見る必要があります。
おすすめは、ボンネットから右斜め前方の位置にしゃがんで、その位置から右後のタイヤの方を見るアングルです。
もし、止まっているビートを見つけたら、一度、右斜め前方の位置にしゃがんで見てみてください。今まで見たことのないビートの世界観が見えますよ。