とうとう買ってしまいました。時計工具。

時計一般

以前から買おう買おうと思っていてなかなか踏み切れなかった時計工具を、とうとう買ってしまいました。

特に目新しいというものではなく、メジャーなものを選びました。

これまでは、ベルトのコマを調整するための工具だけでなんとかやってきましたが、クオーツで電池切れのものが出てきて、これから順番に電池切れのものが増えてくるので、せめて自分で電池交換ぐらいはやりたいと思い、ようやく重い腰をあげました。もっと早く買おうと思っていたのですが、結構な値段がしますので、これまで躊躇していました。

オープナーは楽天で買いました。一番安かったので。それ以外は、地元大阪にある店のネットで買いました。近いので実店舗に行こうと思っていたのですが、コロナで対面販売は休止しているとのことなので、ネットから買いました。「中村時計材料店」というところです。

1.保持器

まずは何と言ってもこれ。万能ケースホルダーです。

この保持器と次のオープナーはどうしても欲しかった、というか、手に入れなければ、裏蓋を開けることができないと、そう思っていました。でも、この保持器が一番高いので、これまで躊躇していました。

実際に手にしてみると、やはりしっかりしています。ちょっと使ってみましたが、実に使いやすく、値段は高いですが、買う価値はあると思いました。取説が付いているのもありがたいです。台座のゴムが付いているので、滑りにくく、それなりの重さもあるので、安定感は抜群です。

2.オープナー

次は、オープナーです。これもいろいろとあるようなのですが、やっぱりメジャーで且つ良い物を買おうと思い、明工舎のものにしました。ビニール袋を外していますが、そのビニール袋にはちゃんと検品したことを示すハンコも付いていて、安心感があります。爪もしっかりしています。

保持器の次に高かったです。保持器とオープナーで1万円は軽く超えます。

取説は付いていません。初め、どうやって使うのやろか?使い方わかるかなあ?と思っていたのですが、心配はしなくて大丈夫でした。適当にツマミを回してみればすぐに使い方がわかります。これも二つのネジの操作という単純な操作ですが、よく考えられていて、取説がなくても使いやすいです。

これも保持器と同様、値段は高いですが、物はしっかりしています。値段と物の内容が合っていると、そう思います。

3.こじあけ

これもいるだろうということで、このタイミングで買っておきました。これは9mmの方です。4mmとセットで買おうと思っていたのですが、タイミング悪く4mmの方が売り切れだったので、9mmだけ買いました。4mmはまた追加してもいいですし。

100均とかでも売っているようなのですが、道具はあまり安物は良くないし、これも700円程度とそれほど高いものではないので、ちゃんとした物にしました。握った感じは、プラスチックですが、なかなか良いです。

刃先を横から見るとこんな感じで、結構鋭いと言えば鋭いですが、切れるほどではありません。刃はしっかりしていると思いました。この種の道具は、刃が大事、刃の質が大事です。

4.塗布器

一応、買っておきました。実際に使うかどうかは微妙と思いましたが。

シリコングリスが本体と蓋の両方のスポンジにしみこんでいるようで、これで1000円ちょっとしますから、ちょっと高いような気はしますが、一回使ってみようということで合わせて買っておきました。グリスの粘度はかなり高い感じで、蓋を開けると、と言っても、蓋は単にハンバーガーのような感じで下の本体と重なっているだけですが、その上に重なったような感じの蓋を引き上げると、グリスがネバネバと糸を引きます。

5.導電性作業用マット

工具を買おうと思った店のサイトでたまたま目に付いたので、合わせて買っておきました。縦20cm、横30cmと、机の上に置くには、ちょうど良いサイズかなと思って買いました。

これまで時計のバンド調整をするときなんかには、薄いスポンジのシートを引いていたのですが、こんな感じのマットが一つあると、時計を置くときに便利じゃないかな、というのもありました。

よくあるのは、目盛りが印刷された、ちょっと固めの深緑色のゴムシートのようなもの、カッターマットのようなものだと思います。それでもよかったのですが、この導電性というのがちょっと気になりました。どうせ買うなら時計用のマットがいいだろうということで、これにしました。

表面は緑色、裏面は黒色で、色が違います。緑色の層と黒色の層の二層構造になっていて、表面の緑色の層は薄く、黒色の層はそれよりも厚いですが、トータルでも1mm程度の厚さです。

実際に机の上に置いてみると、ちょうど良いサイズで使いやすい。滑りにくくて、なかなか良い感じです。カッターマットのような硬さがなく、しっとりとした感じがあって、いい。導電性というのは、うーん、ちょっと見た目ではわかりません。静電気が生じにくい、という効果はあるのでしょう。

6.電池

工具ではありませんが、元々、電池交換が第一の目的でしたから、一緒に買いました。ムラタの国産、SR44SWとSR43SWです。どっちも5個パックです。どうせ交換してもすぐになくなりますから、まとめ買いです。

初めは、amazonで買おうかと思っていたのですが、意外と安くないですし、出品しているところについても不安が全くないかと言えばそうとも言えず。それで、時計工具を扱っている店で取り扱っていたので、そこで買うことにしました。

amazonでよく出ているマクセルのゴールドに光っている電池と比べるとシルバーで地味ですが、そこは時計専門店が扱っているものなので、間違い、外れはないだろうという推測です。時計工具店が扱うにはそれなりの理由があるはずで、勿論、取引の事情というものもあるでしょうが、変なものは扱わないはず。これが一番の理由です。粗悪な電池を売れば、店は、いっぱつでアウトですから。

新品の、それも安い時計であれば、少々???というようなものでも買って入れたかもしれませんが、電池を入れる対象はどれも古く、いつ壊れてもおかしくないもの。もし、電池を交換して、あるいは、ちょっとしてから、動作が不安定になったとき、「これは電池が粗悪品だからか、それとも時計本体が調子悪くなったからか?」と悩むのが一番困ります。素人には判断できませんから。

だから、電池はケチらないようにして、もし動作が不安定になったり、止まったりすれば、「ああ、これは時計本体の問題だ」と判断できるようにしたいと思っています。

7.工具を購入しての全体の感想

全体としては、買ってよかったと思っています。やはり道具は、少々値段は高くでも、良い物、しっかり作られているものを買う方がいいなあと、思いました。そういえば、うちの親も道具はいいものをいつも買っていました。そして、大事に使っていました。今のように物が溢れていない時代ですから。私が物を粗末に扱うとよく怒られました。物は大事にせなあかん、と言って。。。

SR44とかSR43とかという電池を購入していることからもわかると思いますが、私が持っているクオーツには初期のものがいくつかあって、それらは1年とか、2年とかしか持ちません。すぐに電池交換の時期が到来します。

それもあって、毎年電池交換に持って行くのはどうか、という思いがあって、それならいっそのこと、自分で電池交換ぐらいはしてみようと、そう思ったわけです。

でも、工具の値段はまあまあしますから、コスパで言えば、どうでしょうか。。。楽しみが一つ増えたと思えば。。。そう思うことにしています。

でも実際、自分で電池を交換して時計が動き出すと、ちょっと感動します。今から50年近く前のクオーツが電池を入れ替えただけで再び動き出す。復活する。これはなんとも気分がいいです。

今、電池交換で復活した二つの38クオーツを机の上に置いて見ながら、この記事を書いています。