その車が一台、そこにあるだけで。~ダンディな二代目SLロードスター~

2021年5月30日
カーメモリー

前回の第五弾は、幹線道路を飛び回る、クリーム色のカエル君でした。

心に刻まれた車の第六弾は、二代目のSLロードスターです。

先日、夕方に阪神を走っていると、かなり前方の左車線を、ゆっくり、ゆっくりと走っている一台のオープンカーがいました。

とてもちっちゃい車でしたので、これまた古い車だということはすぐにわかりました。でも、古い車はあまり詳しくないので、後ろ姿だけでは、車種などはわかりません。後から見て右ハンドルだということはわかったので、この前のカエル君のようにまたイギリス車かな、と思って近づいていったところ、

なんとリアの中央にはベンツのスリーポイントのエンブレムがあるではないですか。

帰ってさっそく調べてみると、二代目のSLロードスターという車であることがわかりました。実物なんて全く見たことがありません。縦目のベンツは子供の頃に走っているのを見たことがありますが、セダンでしたし、縦目のオープンのベンツなんて見たことがありません。

いや、正確には、ネットの動画では一度見たことがありました。あったようです。でも、全く記憶に残ってませんでした。やっぱり画面上で見るのと、実物をリアルに見るのとは、全然違います。画面上の車と、リアルな車は、別物。記憶に残る度合いが違います。

この車。SLと言っても、実物はほんとにちっちゃい車で、でも、とてもカッコイイ車でした。「L」の意味が今とは違っている。

今でも売られているのかなあ?と思ってネットを叩いてみると、なんとそれなりの台数がヒットします。プライスは、応談とか、1000万級ですが。

当然。ですか。。。

しかし、ヒットするのは、左ハンドルばかりです。当たり前と言えば当たり前ですが、でも、私が見た車は確かに右ハンドルでした。正規で輸入されたものではなく、イギリスなどから引っ張ってきたものなのかもしれません。

このドライバーの方が引っ張ってこられたのか、あるいは、以前のオーナーの方がそうされたのかはわかりません。

何れにしても、このような車、特にベンツのような車で、右ハンドルを選択して乗るということ自体、すごく良識のある方だと思います。

このSLロードスター、阪神の左車線をとてもゆっくりと走っていたのですが、その右側を私が通過するときにその運転席に目をやると、ドライバーの方の頭にはハットがありました。オープンなのに。

ハットを片方の手で押さえながら、運転されていました。とてもゆっくり走っている、その理由がわかりました。

私、ビートに乗るときはいつもオープンにしますが、自分にハットが似合うかどうかは別にして、ハットを被ろうとは思いません。いつもキャップを被っています。それも、きつめに、深く被っています。まあ、ビートに、ハットはどう考えても似合いませんけど。

確かに、このカッコイイSLロードスターには、ハットは似合うと思います。ハットが似合う人が乗る車だとも思います。それでも、ハットを被って運転するのは、、、うーん、かなり大変だと思います。

この方、阪神を低速で走っているうちはまだいいとしても、下道に入ったらどうするのでしょうか?車線変更や右折、左折するときは、やっぱり両手がいるように思うのですが。そのときもハットを手で押さえて、片手だけでハンドル操作やウンカー操作をするのでしょうか?

どうせなら、後をずーと一緒に走って確認すればよかったかなあ。。。

「ダンディな車を粋に乗りこなすのは楽ではないのだよ」

そういうことなのかもしれません。