ちょっと古い腕時計は、今の腕時計に比べると全体的に小型です。それが私の細い手首にはちょうど合っています。私の手首の回りは16.5cmあるかどうか。今の新品の時計だと、かなりコマを詰めないといけませんし、ケースが手首の幅一杯ぐらいになってしまって、手首、つまり、自分よりも時計が主役のような感じになってしまいます。
時計のサイズはケースの外形サイズでよく言われますが、文字盤のサイズについては、あまり言われません。
ところが最近、文字盤のサイズがちょっと気になってきました。
文字盤のサイズ、つまり、直径は、27mmぐらいがいいなあ、と思うようになりました。
時計を分解して文字盤のサイズを測ったわけではありません。27mmがいいなあと思うのは、セイコーの古い時計、だいたい1970年前後から1980年頃の時計は、そのケースの番号によって文字盤のサイズが決まっていると思っています。
これについては、以前にどこかのブログか何かで読んだような、見たような気がするのですが、思い出せません。でも、おそらく合っているのではないかと思うのですが、7000番系なら27mm、8000番系なら28mm、9000番系なら29mmというように、時計の裏に刻印されている番号と文字盤のサイズが連動していると思っています。
これが本当かどうか確証はないのですが、手元にある7000番系、8000番系、9000番系の時計を見てみると、やはり文字盤のサイズが違っていて、番系が大きくなるほど文字盤も大きくなっています。だから、この法則?はあながち間違っていないのではないでしょうか。
それで、その文字盤のサイズ。私はどうも27mm、つまり、7000番系の時計が好きみたいです。
古いセイコーの時計は、7000番系と8000番系が多くて、9000番系はそれらに比べると少なく、さらに、6000番系はもっと少ないのではないでしょうか。
7000番系は、8000番系に比べるとやっぱり一回り文字盤が小さいです。ケース自体の外形サイズは、7000番系と8000番系ではあまり変わらないことが多いように思います。勿論、ケースのデザイン次第だとは思いますが。ケースのサイズが変わらずに文字盤が一回り小さくなると、その分、押し出しは弱くなり、控えめになります。この控えめな感じがいいです。
また、7000番系は、文字盤が大きくないためかどうかわかりませんが、インデックスが文字盤の外周のギリギリのところにあって、インデックスの外側に余白はほとんどないことが多いです。
一方、8000番系は、文字盤が一回り大きくなるので、文字盤がちょっと派手な印象になり、ゴージャス?感が増すような気がします。それがメリットというか特徴でもあるのですが、ギラッとした感じが7000番系よりも強調されるような気がします。8000番系は、7000番系よりも、ちょっといい時計感、目立つ要素が増えるような気がしています。それが良さでもあるのですが、それでも私はどうも、ちょっと控えめで地味な印象にもなる7000番系の方が好みのようです。
それと、セイコーの場合、7000番系がやっぱりラインナップ的にはスタンダードな感じ、スタートアップ的な感じがしていて、それも私の好みに影響しているのかもしれません。
9000番系は、文字盤がぐいっと大きくなります。私が持っているのはロードマチックの9000番、ノンデイトのアラビア全数字ですが、同じロードマチックの7000番系に比べると、明らかに文字盤の大きさが違います。
それに9000番系になると、どうも表面積の大部分が文字盤になるためか、文字盤の外側のケースの部分というか、幅というか、それが細くなって、ケースが相対的に目立ちにくくなります。ケースの外形サイズが一定で文字盤が大きくなると、当然ながら文字盤の外側のケース部分は、狭くなってきます。文字盤は大きくて見栄えが良くなりますが、逆にケースはちょっと目立ちにくくなります。
ロードマチックの9000番、アラビア全数字は、とても好きな時計ですが、文字盤はすごくいいのですが、ケースはそれほどでもないなあと、すみません、私はそう思っています。ケースは、7000番系のロードマチックの方が、良くも悪くも特徴があっていいと思っています。ロードマチックの外形サイズはあまり大きくないので、9000番になると、ほとんどが文字盤、という感じになってしまいます。
9000番系でもケースの外形サイズを大きくすれば、文字盤の外側のケースの部分の幅も太くでき、より立派にできます。でも、古い時計の場合はあまりケース外形を大きくしたくなかったのでしょう。だから、文字盤が大きくなると、必然的に外側のケースの部分に与えられる寸法は僅かしか残らず、ケースはちょっと貧弱?になってしまいます。
その点、7000番系の時計は、文字盤は小さくて地味で押し出し感はないけれども、その分、文字盤の外側のケースについては、いろいろとデザインできる余地が高くなって、相対的にケースを目立たせることができます。
だから、7000番系の場合、ケースのデザインがいいと、ケースデザインが好みのものだと、そのケースで満足感が高くなります。それもあって、私は7000番系が好みなのではないかと思っています。
私が最も気に入っている時計の一つ、3803-7030も、文字盤は小さくて控えめですが、ケースのデザインは抜群です。この記事を書こうと思った大きな理由は、この38クオーツの存在が大きいです。
文字盤の立派さ、ゴージャスさを優先するか。それとも、ケースデザインを優先するか。好みが分かれるところでしょうか。
もしかしたら、8000番系は、文字盤とケースのバランスがちょうど取れる番系なのかもしれません。でも、私は、文字盤径がより小さい7000番系の方がやっぱり好みです。
みなさんは、文字盤のサイズは大きい方が好きですか、それとも小さい方が好きですか?