ビートの年間走行距離は、少ないときで3000km、ちょっと多いときで4000km、この程度です。だから、一年に一回のペースでオイル交換することになります。
二年毎の車検のときには基本的にオイルをフィルターと共に交換してもらうようにしているのですが、それとは別に、車検と車検の間に一度はオイル交換をしないといけません。アルファロメオ145もこの点はだいたい同じで、145も最近では年に一回のペースになっています。
車検と車検の間のオイル交換については、145もビートも自分でやるようにしています。その理由は、オイル交換だけのためにショップまで持って行くのもちょっとどうかな、というものです。ショップがすぐ近くにあればまだしも、それなりの距離があれば、わざわざオイル交換のためだけにショップまで行くのは面倒くさいし、合理的ではありません。時間も無駄です。
そうかと言って、オートバックスのようなところで交換してもらうのもちょっと気が進みません。
ということで、145のときに、なんとか自分でやろうと思いました。もうかれこれ6年ほど前のことです。
オイル交換は一般的にはジャッキアップして下から抜く「下抜き」が多いのでしょうが、私は、それはやりたくありません。ジャッキアップは、邪魔くさいですし、危険ですし。できれば、時間ができたときに、ちゃちゃっと済ませたい。
ということで、シュポシュポっとする上抜き用のチェンジャーを買いました。これを使えば、ジャッキアップなんかしなくて済みますし、比較的簡単にオイル交換ができます。オイルフィルターは交換できませんが、それは車検のときに交換してもらえばいいですから、ただただオイルだけ交換すれば足ります。
145では何の問題もなく上手くできましたが、ビートはちょっとだけ苦労しました、というか、戸惑いました。
ビートも同じようにこのチェンジャーを使って上抜きをやろうと思ったのですが、何年か前、5年ぐらい前、2017年ぐらいですかね?、その頃にネットでいろいろと調べてみても、当時、なかなかビートで上抜きしているという情報が見つかりませんでした。ビートでは上抜きはできないのかなあと思って、いろいろと思案していましたが、思案しているだけではオイルは新しくなりません。
そこで、自分で交換するのではなくて、オイル交換だけを昔からやっている近くの専門店に、やってもらえるかどうか、聞いてみることにしました。昔、免許取り立ての頃、セブンスのスカイラインに乗っている時に、よくそこにお願いしていました。店構えは昔とは変わっていますが、今でもやっているようでした。その店頭には「外車お断り」と昔から書いています。だから、145のときは当然無理と思って検討もしませんでしたが、ビートは国産です。やってくれるのではないかと思ったわけです。
近くなのでチャリンコを走らせて店まで行きました。
店のオヤジに
「ビートという古い車なんですが、10W-50の粘度のオイルですけど、オイル交換してもらえますか?」
と聞くと、オヤジは、
「今はそんな粘度のオイルは、置いとらん。」
と愛想がありません。
さらに続けて「そんなオイルやったらオートバックスに行けばいい」と、これまた愛想がありません。
「いやいや、それやったらとっくに行っとるわ」
と言いたいところですが、それを言うと険が立つので、そこはぐっとこらえます。
まわりの缶を見てみると、0W-なんとか、というような今時のシャバシャバのオイルばかり並んでいます。オイル交換に来ている車もHVばかりで、古い車なんでいません。
「じゃあ、オイルを持って来たらやってもらえますか?」と聞くと、そのオヤジは「持ち込みは、やらん」と一言。
という具合です。仕方がないので、やっぱり自分で、上抜きのチャンジャーで何とかやるしかありませんでした。
ビートの上抜きでちょっと苦労したところ、ちょっと戸惑ったところ。それはホースがスムーズに入らないことです。
上抜きチェンジャーは、細いホースをオイルのレベルゲージの孔に入れて、ホースの先端がオイルパンの底に当たるまで差し込む必要があります。ホースをゆっくり入れていくと、やがて「コツン」と当たる感触が手に伝わります。それがオイルパンの底で、そこまでホースを差し込むことで、オイルパンからオイルを完全に抜くことができます。
145の場合はこの作業を全く問題なく行うことができました。
ところがです。
ビートの場合は、これがちょっとスムーズにはいきませんでした。

この写真の中央が、ビートのレベルゲージの孔で、その孔にホースを入れた状態です。
ビートの場合は、ホースを入れるのに、ちょっとしたコツがあります。初めはこのコツがわからなかったので、ビートでは上抜きができないのかなあと思っていました。でも、コツを掴めば、どうということはありません。
そのコツ。それは、途中で抵抗が大きくなっても、そこを通過させること。これです。
ビートの場合、ホースを突っ込んでいくと、途中で一度ホースを入れる抵抗が大きくなる箇所があります。オイルパンの底までの距離がこんなに短いわけがない、というぐらいの途中の箇所で一旦、ぐぐっと重たくなります。
初めはこの箇所で諦めていました。ビートの場合はホースは途中までしか入らないからオイルは抜けない、そう思ったりしてました。
でも、そこで挿入を諦めずに、ちょっと強めに押し込むと、そこから更に奥までホースを差し込むことができます。
多分、途中で管か何かが曲がっている箇所があるんだと思います。ホースの先端がその曲がっている箇所まで入ると、ぐっと重たくなる感じです。でも、曲がっているだけなので、ホースの先端がそこを通過すれば、またするするっと差し込んでいけます。
これが最初わからずに、うーん、ビートの場合は底まで差し込めないのかなあと思って、どうしようかなあ、と悩んでいたわけです。
でも、コツが掴めれば、あとは簡単です。
あっとそれから。
これはビートに限りませんが、オイル交換する前は、ちょっと走らせてオイルを温めておかないと大変です。シュポシュポがめっちゃくちゃ重労働になりますから、この点はくれぐれも注意が必要です。
それと、これもよく言われていることですが、ビートの場合は、オイルを注入口から入れるとき、かなりゆっくりと入れないとすぐにオイルがドバーッと溢れます。時間をかけてゆっくりと入れる。これも大事です。

昨年(2021年)の秋に、恒例となった飯高に行く前にオイル交換したときの写真です。このタイミングでオイルの種類をこれまで使っていたカストロールのエッジRS10W-50から初めて変えてみました。
さてそのオイルはどうだったのか。
それについてはまた別の記事にまとめようと思います。