以前「ビート購入の決め手 ~シルバーメタリック~」で、ビートを購入する際に気になった点が二つあるという話を書きました。
気になった点の一つは、ビートがおもちゃっぽく見えてしまうこと。これについては前回の記事に書きました。
もう一つ気になった点は、リアデザイン。今回は、そのリアデザインの話です。
車のデザインは、それこそ、人それぞれ好みが分かれるところだとは思いますが、私は、ビートのリアのデザインには、ちょっと引っ掛かっているところがあります。
ビートのデザインは、全体としてはとてもいいと思っています。押し出し感とか、高級感とか、そういうものとは無縁ですが、特定のビュー、アングルから見ると、シンプルなラインなのにとても躍動感があります。
ビートはミッドシップなのでフロントにエンジンはなく、ボンネットの高さは低いです。今ではこのような低いデザインは法制上無理かもしれませんが、当時は可能だった。それもあってか、フロントのデザインはすっきりしたデザインです。フロントマスクも今みたいにごちゃごちゃしてません。ヘッドライトやバンパーの形状などで「イカツサ」を演出する、なんてこともしてません。
サイドもとてもカッコいい。以前、「小さな子供には、ビートの世界観が見えている」にも書きましたが、斜め前から、あるいは、斜め後ろから、低いアングルでサイドを見ると、いつも見ている高い視点からの姿とは違って見えます。
フロントも悪くない、サイドもいい。でも、リアにはちょっと?がつきます。リアのデザインは、正直、処理が上手くいっていないのでは、と思っています。
その理由、それは、「丸過ぎること」
別に丸いデザインが嫌いとか、そういうことではなくて、角が丸過ぎる、角のRがちょっと大き過ぎるんじゃないかと思うのです。
ビートは、ミッドシップなので、普通の車よりはリアのボリュームが膨らみがちです。それはそれで仕方ないですし、ボリュームがあっても直ちに悪いことにはならないのですが、その最後の、最後のエッジ部分の処理がちょっと丸過ぎるような気がします。
「丸くて、かわいい」
かわいらしい、という程度が、ちょっと強調され過ぎのような気がしています。
だから、そもそもボリューミーなお尻が、その膨らみが、その角を大きく丸く処理することによって、更に強調された形となってしまって、そこに私はちょっと引っ掛かるところがあります。
以前、アルファロメオ156のリアデザインについてもちょっと触れたことがあります。156の場合は、フロントにエンジンがあるにも関わらず、リアのデッキラインが高く、そして、角の処理も丸くなっています。ペロンとした丸みのあるリアになってます。それでも156の場合は、特別かわいいという感じはありませんし、丸過ぎるということもありません。
ところが、ビートの場合は、どうにもこうにも、リアの左右のサイドからトップにかけてのライン、トップからリアエンドにかけてのラインが落ち着きません。見ていて、落ち着かないのです。丸過ぎて、何かが足りない感じがする。そんな感じのリアデザインになっています。
ボリュームはあるのに、何かが足りない。何か収まりが良くない。
前回、色の点についてビートが「おもちゃっぽい」、「子供っぽい」というような表現をしましたが、リアのデザインは、そのおもっちゃっぽさ、子供っぽさを強調している一要因ではないかと思っています。
カーグラフィックTVでビートが紹介されたときも、やっぱりビートのお尻を見ながら「キュート」という表現が出てきていました。私だけではなく、多くの人がこのビートのリアデザインを見たときに、かわいさやキュートな感じを覚えるのでしょう。
何かが足りないというのであれば、何かを足すことをまずは考えます。一般的にはリアスポイラーです。
ビートにもリアスポイラーがあって、付いている個体も結構あります。でっかいウイングではなくて、比較的低くて控えめ?な感じのスポイラーで、これを付けると、丸いリアの印象が少し薄れます。
でも、私はリアスポイラーはあまり好みではありません。付けないよりは付けた方がいいとは思うのですが、あまりスポイラーとか、ウイングとか、サイドスカートとか、そういったエアロ系のものを車に付けるのは好みではありません。
こんな感じでビートのリアのデザインに引っ掛かっている私がなぜビートを購入したのか。
それは、Bさんから譲って頂いたビートには、トランクの上にキャリアが付けられていたからです。ビートには純正でトランクの上に付けるキャリアがあります。銀色のメッキ仕様でこのメッキは剥げやすいですが、このキャリアがトランクの上にあると、なぜか、リアの丸っこいデザインが気にならなくなります。
トランクの上にキャリアが付いていると、ビートの丸っこいリアデザインが目立ちにくくなります。そして、キャリアがあることで、お尻が丸く垂れた感じに見えません。キャリアは、その後端部が上にぐいっと迫り上がっています。その形状も効いているのかもしれません。
どっちにしても、ビートにはこのトランクの上に付けるキャリアが必須ではないかとすら、私は思っています。キャリアを付けるとその分だけ重量が増しますので、純粋に走りのことを考えると付けない方がいいのですが、速ければそれでいいというものでもないので、重量増加には目をつぶってでも、このキャリアは付けた方がいいと思っています。
特に、ボディーカラーがシルバーメタリックの場合には、この銀色メッキのキャリアが良く馴染みます。お勧めです。
なお、トランクのキャリアとリアスポイラーを両方付けている個体もあったりしますが、私はあまり好きではありません。両方付けると、ちょっとごちゃごちゃした感じになります。スポイラーが好きならスポイラーだけ、キャリアが好みならキャリアだけ、その方がリアがすっきりとまとまります。