タイヤの製造年月と、タイヤの交換時期と。

2022年9月19日
アルファロメオ

今回、アルファ145のフロントタイヤ2本を交換しました。「アルファロメオ145のタイヤ交換~ヨコハマのECOSからBluEarth-Es~

交換作業のとき、ショップの人がリアのタイヤの空気圧を測ろうとしていたので、「空気は入っていますよ。2.2とか2.3とか。」と言うと、一応、見ておきますとのこと。前日に空気圧をチェックしたばかりですから入っているはずですが、まあ、見てくれると言うので見てもらうと、やっぱりそれぐらいは入っているとのこと。

リアの空気圧測定のとき、ショップの人に「こっちのタイヤも早く交換した方がいいですよ。製造年がかなり古いですから。」と言われました。

そりぁそうです。リアのタイヤ、ECOSのES31は、145の購入時に新品を入れてくれたもので、それからもうすぐ8年になろうとしていますから、古いのは当然です。

交換した方が、交換しないよりもいいのは、ト ウ ゼ ン。

交換からもうすぐ8年ですから、製造年月はそれよりも前で、製造からちょうど8年か、といったところです。

問題はここにあります。

製造年月はタイヤを見れば誰でもわかります。でも、交換時期は交換した人しかわかりません。

製造年月が古いから交換というのでは客観性がありませんし、基準も曖昧です。仮に製造年月で交換時期が決まるのであれば、メーカーは常に製造直後、例えば1ヶ月以内のタイヤを供給しないといけないことになり、それ以降のタイヤは新品としては扱えないということになります。でも、そんなことは事実上不可能ですから、メーカーはそのようなことを認めるはずはありません。だから性能的には製造直後のものでなくてもいい、というようなアナウンスになりますが、それなら製造年月で交換時期を決めるというのもそもそもおかしい。

製造から何年で交換すべきかというのはいろいろと議論のあるところですが、仮に今、10年で交換するのが妥当だと仮定してみます。交換時のタイヤが1年前のものと製造直後のものとがあったとき、1年前のタイヤを装着されたとしたら、既に交換のときに10年のうちの1年を消費しているということになり、残りの期間は9年しかありません。一方、製造直後のタイヤを装着された場合には、ほぼ10年間が丸々残っているということになり、使用できる期間が1年近くも違うということになります。

これは公平ではありません。

9年のものは10年のものに比べて、使用可能年数が10%も少ないことになります。でも、製造年月によってタイヤの値段が変わる訳ではありません。1年落ちのタイヤでも、製造直後のタイヤでも、どちらも値段は同じです。使用可能年数が10%も変わるのであれば、値段もそれに合わせて10%安くすべきです。それなら納得できます。製造から10年という仮定でしたが、これが製造から5年という仮定なら20%の違いになります。めちゃめちゃ大きいです。

今回、リアよりも古いフロントの2本を交換しましたが、新品タイヤの製造年月は、21年の45週です。1年は52週なので、21年の残りは7週。交換したのが22年の37週。つまり、既に製造から44週が経っているということになります。1年の8割から9割は既に消費しているということになり、ほとんど1年落ちに近いタイヤです。

新品のタイヤを履いていても、交換時期を知らない人からすれば、履いているタイヤは、1年落ちのタイヤ?ということになります。

これやから、製造年月でうんぬん、というのはしっくり来ません。それを言うのであれば、少なくとも製造から1ヶ月以内のタイヤを供給し、それを販売しないと。

145はガレージ保管なので、青空に比べて紫外線を浴びる量は極端に少ないです。リアのECOSのES31は、古いと言えば古いかもしれませんが、ヒビもまだなくて、状態は悪くないと思っています。製造年月が「古い」という抽象的な基準で交換していたのでは、しょっちゅう交換しなくてはいけません。タイヤは高額部品ですし、ゴミの問題も大きい。できればきっちりと使い切ってから廃棄処分すべきだと思いますが、安全という名の下、できる限り早く交換して欲しいという製造販売側の思惑が交差して、交換基準が曖昧になりがちです。

せめて、「製造年月は古いけれども状態はまだ良いから、もう少し交換しなくても大丈夫ですね」みたいなことを言ってもらえないですかねー。