マイルール ~左ハンドル車は、原則、選ばない~

2021年1月24日
車一般

車に関する記事を書いていて、ときどき「右ハンドルを選ぶ」というようなことを書きます。そのときに、なぜ左ハンドルを選ばないのか、なぜ左ハンドルはちょっと、というような表現になるのか、その理由をその都度書くのは話が本筋から逸れるので、よろしくありません。今後もハンドルの左右については登場するので、ここで、なぜ左ハンドルを選ばないのか、ということについて、自分の考えを整理しておこうと思います。

日本は、左側走行ですので、ハンドルは右が基本です。日本で売られる日本車は、当然ながら右ハンドルです。逆輸入車でない限り、日本車を買うときに、左ハンドルを選ぶということはできないはずです。購入する際に、右ハンドルにしようか、左ハンドルにしようかと、悩むこともありません。左ハンドルを買いたいと言ってもありませんし、わざわざ左ハンドルの日本車を買いたいという人もいないでしょう。日本車については、何の疑問もなく、右ハンドルの車を買って、それを乗っているはずです。

ところが、外車になると、途端に話がややこしくなります。右ハンドルは、日本以外ではイギリスが有名ですが、多くのヨーロッパ車やアメ車は左ハンドルが標準ですから、右ハンドル仕様を別途製造してそれを日本に輸出することになります。だから、全車種、全グレードの右ハンドル仕様が日本に導入されるわけではありません。そこにややこしい問題があります。日本に、左ハンドルの輸入車が並行輸入ではなく正規ルートという形で入ってくるから、ややこしい。特にMT車はその傾向が顕著で、右ハンドルを選ぶとATで、MTなら左ハンドル、というグレード構成が多すぎる。

車は個人の趣味ですから、いろいろな意味で左ハンドルの車を乗るのも個人の趣味、自由で、それについて他人がとやかく言えるものではありません。左ハンドルが行政上、法律上、許されている以上、左ハンドルの車を選択して乗るのは、個人の趣味、自由、ということになります。私の場合は、あくまでも私個人の考えとして、左ハンドルは基本的に選ばない、というルールにしています。あくまでも原則なので、例外は残しています。まだその例外を適用したことはありませんが。

輸入車を買おうと思ったときに、買いたい車種やグレードには右ハンドル仕様がない、ということがよくあります。右ハンドルの車を買いたいけれども左ハンドル仕様しか日本に入ってこない、そもそも右ハンドル仕様を製造していない、そんな場合です。そのとき、その車種を買いたいという気持ちと、左ハンドルには乗りたくないという気持ちが交差します。その場合、どうします?

ある人は、その車種の購入を諦めるでしょう。車の購入自体を諦めるか、あるいは、別の車種に変更するか、何れにしても、右ハンドル仕様がないという理由で、その車種を購入しない人はいるでしょう。

逆に、ある人は、それなら仕方がないと思って、左ハンドル仕様のその車種を買うでしょう。特に、ハンドルの左右にそれほど拘りがない人、できれば右ハンドルがいいけど左ハンドルでも構わないという人や、左ハンドル車に慣れている人などは、そうするでしょう。

これとは別に、特別な意味を持って、敢えて、左ハンドル車を選ぶ人もいると思います。輸入車は左ハンドルに限るという人や、そもそも本国では左ハンドルが標準なので左ハンドルの方が良いということで選ぶ人、いろいろあると思います。ブレーキの問題もよく言われます。MT車では、ペダル配置の問題もよく言われます。無理矢理右ハンドル仕様にしているのでペダル配置が良くなくて、だから輸入車のMT車は左ハンドルに限るというものです。

左ハンドルが標準の車を右ハンドル仕様にした場合、細かなことを挙げると一杯ありますし、私が知らないこともまだまだ一杯あると思います。

例えばワイパーなんかも、ハンドルを右に持ってきただけという車の場合、ほんと右側が拭けません。アルファロメオ145の場合は、右ハンドル仕様になっているのかどうか。。。そもそも左、右という問題以前に、拭き取り面積が小さ過ぎて、よくわかりません。

また、ワイパーとは別ですが、145の場合は、エンジンが右側に寄っています。その理由は、左ハンドルが標準だからとも言われています。ドライバーの反対側に重いエンジンを載せることで左右の重量バランスをとっている。だから、右ハンドルでは、左右の重量バランスが崩れて、右フロントのショックがへたりやすい、らしいです。

シトロエンも、ワイパーは右端が拭けませんし、タイヤ空気圧のシールなんて、左側のドアに付いてます。なんで助手席のドアに付いてんねん、運転席のドアに付けといてくれよ、とは思います。

こんな感じで、右ハンドル仕様にしているからと言って日本車と同じような感じにはなりませんから、本国仕様の左ハンドルがいいというのもわかります。でも。使いにくいところはあるけれども、それでもやっぱり左ハンドルは避けたい。

その理由、最大の理由は、危険だからです。車はそもそも危険なものですが、その危険性が増す要因を自らが選ぶということは、やはり避けたい。

左ハンドルの車を運転したことがない、運転に慣れていないというのとは違います。昔のことではありますが、スイスに行ったときに左ハンドルのMT車を乗ったことがあります。右手でのシフト操作も特に苦にはなりませんでした。日本がもし右側通行なら、当然、左ハンドルのMT車に乗り、右手でシフト操作もします。でも、日本は左側通行です。だから、右ハンドルの車に乗る、そういうことです。左側通行なら右ハンドルの方が安全。だから、日本では車は右ハンドル仕様になっている。ドライバーは、できるだけ道の中央に位置していた方が遠くまで見えやすい、そう理解しています。これは物理的なことなので、趣味の問題とはまた別と考えています。日本では、理論上、左ハンドルの方が危険性が高まる、だから、私は、原則として左ハンドルの車を選ばない、ということです。

ハンドルの左右に関して上手に説明しているサイトがあります。「影響を受けたサイト ~車編part3」でも紹介しました、ゼロの「社長ブログもどき」というサイトに、「左ハンドルと右ハンドル 私はこう考える・・・」と題して、詳しく説明されてます。一読の価値があります。

左ハンドル仕様でよければ、車の選択肢は一気に増えるんですけどねえ。145を買うときも、145ではなく別の車を選んでいたかもしれませんし、その可能性は高いです。ちょっと古い輸入車なんかで乗りたい車はいっぱいありますし、これまでもありました。でも、そういう車に限って左ハンドルなんですよね、これが。趣味性の高い車ほど、左ハンドル。また、それが現実に日本にあって、新車や中古車として売られている。だから悩むんです。日本になければ悩まない。個人輸入してまで手に入れようとは思いませんから。いいなあ、この車乗りたいなあ、と思っても、左ハンドルしかない。だから、いつも、いいなあと思うだけで終わってしまう。

原則、としているのは、そうはいっても、どうしてもこの車だけは手に入れたいという車が出てくる、自分の気持ちがそのようになる、という可能性は0ではないし、そのときは覚悟を決めて乗る。その余地をほんの少しだけ残しておく、そのために原則としています。これまでも何度も例外を適用して購入しようかと思いましたが、留まっています。原則としていても、どうしようかといつも悩みます。目の前に魅力的な車があると。

日本に正規で入れるなら、ちゃんと右ハンドル仕様にしてから入れてくださいよ、正規ディーラーさん。お願いしますよ。