以前、「MT車を運転するときの靴 ~無印良品のスニーカー~」という記事を書きました。MT車を運転するときは、無印良品の「疲れにくいスニーカー」を履くようにしています。
では、AT車を運転する時はどうしているのか?といいますと。。。
ツーペダルの場合、基本、右足だけでペダル操作しますから、左右の靴の干渉という問題はほぼなく、靴にはそれほど制約がありません。運転に支障がないものであれば、何でもいいと言えば何でもいい。なので、AT車を運転するときも、同じ無印のスニーカーでもいいのですが、あえて、別のスニーカーを履くようにしています。

ユニクロの「ニットスニーカー」です。以前は、いろいろなスニーカーを天気などに合わせて履き分けていましたが、最近では、このユニクロのスニーカーの出番が多いです。
このスニーカー、いろんな特徴があるので、以下に、列挙してみました。
(1)気軽に履ける
まず、何と言っても、気軽に履けることが魅力です。スニーカーだから当たり前、と思われるかもしれませんが、意外といろんな要素が絡んできます。MT車のときにも書きましたが、好きなスニーカーは、雨が降っているときや、地面に水が溜まっているようなシチュエーションでは履きたくない、ということが多いです。革のスニーカーや、革を一部に使っているものなんかは、やはり雨の日には履きたくありません。晴れの日だけしか履けないということになると、気軽に履くことができず、結局、出番が少なくなります。その点、このスニーカーは、雨の日でも躊躇なく履けます。メッシュのような生地ですが、私は、雨の日でも履いています。汚れにくいですし、汚れても気になりませんし。ビートは、雨の日には絶対乗りませんし、アルファロメオ145も、雨の日にはできるだけ乗らないようにしています。必然的に雨の日にはAT車に乗ることになりますが、雨の日でも気にせずに、気軽に履けるこのスニーカーはとても重宝します。比較的軽めなので、楽ということも、気軽さにつながっているように思います。AT車って、結局、気軽に乗る車ですから。
(2)安い
2990円でした。無印のスニーカーとほぼ同じです。ガンガン履けます。
(3)蒸れにくい
キャンバス地ではなく、メッシュのような生地なので、長時間運転したり、歩いたりしても、蒸れにくいです。暖かい時期に適しているとは思いますが、私は、冬でも、一年中、履いています。
(4)雨の日に滑りにくい
スニーカーだから滑りにくいのは当たり前でしょ、と思うかもしれませんが、スニーカーでも滑りやすいものがあります。以前、雨の日用に履いていたスニーカーは、とてもよく滑りました。石畳のようなところでも油断するといきなりスルッと滑りました。雨の日用なのに雨で滑る、しゃれになりません。このニットスニーカーは、雨の日に履くことも多いですが、これまで滑ったことはありません。勿論、気を付けながら歩いているということもあるとは思いますが、滑りにくいです。
(5)そこそこクッションがある
元々、このようなインナーソールが入っています。外したインナーソールの裏側です。裏面にかなり深い穴がいっぱい空いています。これがクッション性と軽さを両立させているのでしょうか。

すごくクッションがいい、というほどではありませんが、それなりにいいです。ただ、土踏まずの部分の盛り上がりが小さく、足のホールド感がいまいちです。靴の中で足が遊びやすい。そのための対策として、百均でインナーを買って追加で入れています。初めの写真でグレーに見える部分が百均のインナーです。百均には、結構な数のインナーが売られていますが、できるだけ土踏まずの部分が盛り上がっていそうなものを選びました。百均インナーの追加で、かなりフィット感が増して、ちょうどいい感じになりました。AT車は、MT車と違って、運転自体を楽しむというよりは、むしろ、目的地までの移動手段としての意味合いが強いです。AT車を運転する時の靴は、運転のしやすさも大事ですが、目的地に着いてからの歩きやすさも重要だと思っています。クッションがそれなりにあるというのは、やはり足への負担が少なくて、良いです。
(6)アクセルワークがやりやすい
やっと車の運転の話になりました。ニットスニーカーは、比較的細身でもありますし、ぼてっとしすぎてもいません。それに底がフラットです。だから、ペダルを踏んでいる感覚がつかみやすい。ペダルを踏んでいる感があるということは、つまり、運転がしやすいということです。ソールから足裏に伝わる情報量もそこそこあって、微妙なアクセルコントロールもできます。私が乗っているAT車はFFですが、コーナーを曲がっているときに、アクセルの踏み込み量をちょこっと増やしてフロントをイン側に寄せるということも、やりやすい。また、アクセルコントロールがしやすいと、燃費も伸びます。アクセルをガバッと踏んで加速したっと思ったら、すぐにブレーキをぎゅぎゅーと踏んで止まる、というように運転をすると燃費は当然悪くなりますが、踵を支点にして、アクセルの反発力を足裏で感じながら、アクセルをソロソロと少し踏んだり、少し緩めたり、というようにコントロールすると、燃費は伸びますし、ブレーキパッドも減りません。そんな微妙なアクセルコントロールも、このスニーカーはやりやすいです。
(7)ブレーキ操作がgood
運転していて、いいなあといつも思うのが、ブレーキ操作のしやすさです。アクセルペダルは、オルガン式と吊り下げ式がありますが、ブレーキペダルは通常吊り下げ式です。踵をフロアーマットに付けて、その踵を支点にして足先だけを前後に動かしてブレーキ操作をしますが、そのときに、吊り下げられたブレーキペダルに、スニーカーのアウトソールが当たります。踵をフロアに付けているので、ペダルの下端にソールが斜めに当たるような状態になります。ちょうど線接触のような感じです。そして、ペダルを踏んでいくと、だんだんと接触面積が増えていく、そんな感じです。そんなペダル操作のときの引っかかり具合、接触の具合が、このスニーカーはとても優秀です。ペダルにちょこっと当てているだけ、触れているようなぐらいでも、滑らずに、良い感じの摩擦抵抗というか引っかかりがあって、ブレーキをソロリとかけることができます。だから、右足が楽で、微妙なコントロールがやりやすい。これにはアウトソールの形状が効いているのではないかと思っています。ニットスニーカーのアウトソールは、下の写真のようにハニカム構造となっており、このハニカム構造が効いていると、勝手に思っています。

突起が正六角形となっていて、その突起が横方向に沿って並んでいますが、その横方向の列が一列毎に高くなったり低くなったりしています。六角形の突起の列が一列ずつデコボコしていることが、滑りにくくて、ブレーキ操作のしやすさにつながっているのではないかと、想像しています。雨の日に滑りにくいというのも、この凹凸列のあるハニカム構造が効いているのではないでしょうか。ユニクロの2021年の新作スニーカー「コットンキャンバスレースアップスニーカー」が販売開始されましたが、アウトソールがハニカム構造ではなくなっています。旧作の「コットンキャンバススニーカー」ではハニカム構造でしたが、新作ではオーバル状の凹みがところどころにある形状に変わっています。どうなんでしょうか?新作のアウトソールの方がいいのでしょうか?実際に履いて比較してみないとわかりませんが、形状だけでいえば、ハニカム構造の方が、滑りにくくていいように思うのですが。。。
(8)真っ黒が良い
これは運転とは全く関係ありません。単なる好みの問題、服装との相性の問題です。このスニーカーは、特にAT車の運転用として買ったものではありません。最近、一、二年ほど、紺色のジーンズよりも黒とか濃紺とかのダーク系の細身のチノパンを履くことが多くなりました。無印の「縦横ストレッチチノ スリム」を買ってからです。これが自分の下半身にピッタリで、すごく気に入ってしまって、追加、追加と、合計四本も買いました。このチノパンに合わせるために、真っ黒のスニーカーが欲しくなって、いろいろと探していました。たまたまユニクロの店頭で見つけたので、即、買ったというわけですが、デザインがシンプルで、予想以上に合わせやすく、良いです。
(9)質感がそれなりにある
このユニクロの前に実はGUで真っ黒のスニーカーを見つけて買いました。1990円とユニクロよりも更に安いですが、見た目はチープです。チープではありましたが、値段が安いので納得して買いました。それまで真っ黒のスニーカーを結構いろいろと探していたので、ようやく見つけたと思って、早速買って履きましたが、これがクッションが全くなくて困りました。歩くと衝撃が膝に直撃します。それならと、結構な値段がするスポーツ用のインナーを入れたりもしましたが、それでもだめでした。若い人なら大丈夫でしょうが、私のような歳になると膝の方が大事ですので、申し訳ないですが、すぐにごめんなさいしました。ユニクロは、GUに比べると、質感がとても高いです。値段に差がありますから当たり前ですが、1000円という値段差以上に質感の違い、品質の違いがあると思っています。
以上、特徴を列挙してみました。ニットスニーカーは、運転しやすいし、服装にも合わせやすいし、使い勝手がいい。ソールからの情報量とクッションのバランスがいいので、普段、移動手段としてAT車を使用するシチュエーションにちょうどいい。特別感、高級感はないかもしれないけれども、じんわりといい、そんな感じのスニーカーです。
現在、ニットスニーカーはもうありません。そのときだけのロット生産ではなく、改良しながらも定番商品として継続的に生産販売して欲しいなあと思います。是非、ハニカム構造を残しながら。