ホンダビートのイメージカラーは黄色、カーニバルイエローです。ナンバープレートが黄色だからそうしたのではないかと思ったりもしますが、理由は別にしても、ビートと言えば黄色です。
1991年に登場してから30年。現在でもビートと言えば黄色、もしビートを買うなら黄色のビート、という人が多いのではないでしょうか。私も、黄色が最もビートらしい色だと思います。元気が出る色、そんな感じもします。
30年前、友達のKちゃんが買ったのも黄色のビートでした。その黄色のビートで天橋立にも行きましたし、友達みんなで四国の四万十川に行ったりもしました。ビートには、良い思い出しかありませんし、その思い出の色もやっぱり黄色。
ビートの基本の色は、イメージカラーの黄色の他に、赤と白、そして、シルバーがあって、基本はこの四色です。これ以外に、特別仕様車に緑と青があります。
その中で私が乗っているビートの色は、シルバー。この色、正式にはブレードシルバーというらしいですが、普通のシルバーと何が違うのかは、よくわかりません。一般的に言えば、シルバーメタリックです。
なぜシルバーという色を選んだのか。
それは、最も地味な色で、最もおもちゃっぽくない色と思ったからです。
シルバーという色は、正直、非常に地味な色です。全部の色の中でも、一番地味な色ではないかと思います。ある意味、ビートらしくないと言えば最もビートらしくない。でも、私の場合は、それがちょうど良かった。
あれ?「ビートのイメージは黄色」と言ってたやないか?
はい。確かに、ビートのイメージは黄色です。でも、私は黄色のビートにはしたくなかった。これにはもう少し説明がいります。
ビートは、オープンをいろいろと検討していた当初、実はあまり乗り気ではありませんでした。
ところが、ビートのことをいろいろと調べていると、だんだんと乗りたいという気持ちが出てきました。以前、影響を受けたサイト ~車編part2~でも紹介しましたが、このビートの動画を見ていると、ビートに乗りたくなってきます。何回も何回も見て、いいなあ、乗りたいなあ、とまあ思うようになってきたわけです。
でも、「よし、ビートを買おう!」とはなりませんでした。
その理由は、大きくは二つあって、一つは、ビートがどうしてもおもちゃっぽく思えてしまうこと。そして、もう一つは、リアのデザインです。
ビートがおもちゃっぽく見える。そう言うとビート好きの人から怒られるかもしれませんが、すみません、私はそう見えてしまうから仕方がありません。あくまでも、私の感覚ということで許してください。
ビートはとても小さい車です。小さい小さい車です。その小さい車が黄色や赤といった原色のカラーに包まれていると、私はどうしてもそれがおもちゃのように見えてしまい、自分がそれに乗るということをイメージできません。このおもちゃっぽいというのは、逆に言えばビートの良さでもあると思いますし、それが気に入って乗っておられる方も多いと思います。でも、私の場合はそこにちょっと抵抗があって、黄色や赤のビートに自分が乗っている姿をイメージすることができませんでした。だから、乗りたいとは思っても、買おうという踏ん切りが付きませんでした。
そんな感じで迷っている私の前に現れたのが、一台のシルバーのビートでした。このビートは、あるショップのサイトに委託販売という形で出ていました。写真や説明を見て、程度は良さそうだと思ったものの、如何せん、色が地味。「ぱっとしないなあ」そう思っていました。
同じ時期にもう一台、目に止まったビートがありました。そのビートはバージョンCという特別仕様車で、色は青。ブルーメタリックのような色です。このビートが目に止まった理由は、アルファロメオの145を購入したショップが販売していたからです。そのショップは本来、日本車を扱わないのですが、たまたま何かの理由で入庫したのでしょう。同じショップということでちょっと安心感、親近感が沸きました。買ってもいいかなあと思ったものの、やはり色の点で躊躇しました。ブルーの色は、ソリッドの黄色や赤に比べるとおもちゃっぽく見えにくいものの、それでもやっぱり色の主張が強くて、私の中では、おもちゃぽさが払拭できずにいました。
どうしようか。シルバーは地味でぱっとしない。ブルーは色味はいいけど、やっぱりちょっと子供っぽい。
そんな風に思いながらも、両方のサイトを行ったり来たりしながら見ていましたが、ある時、ふと気が付きました。
「シルバーは一見地味やけど、よくよく見ると、意外といけるかも。。。」
シルバーは、おもちゃっぽくなく、子供っぽくないのではないか。勿論、色がシルバーでもビートはビートなので、そのサイズ感、ちっちゃいところは何も変わらない。ビート自体が持つ「おもちゃ感」は何も変わるところがない。でも、色がシルバーだと、色自体が主張しないし、一歩引いた感じになる。色が地味で派手さがない。これなら、自分が乗るイメージが持てるかもしれない。
そんな感じでどんどん、そのビートに対するイメージが自分の中で変わっていきました。そして、見れば見るほど、色はシルバーしかない、このシルバーのビートはいい、そう思うようになっていきました。そう思うようになったのは、シルバーという色の他に、オーナーのBさんの趣味の良さというものも大きく影響していました。ホイールを含めて車全体が実に上手くまとめられていました。
このビート、ええんとちゃうか。
そう思ったら話は早い、というか、直ちにショップに連絡をしました。中古車は、思ったときにすぐ動かないと、売れてなくなってしまいますから。
「一度、見させてください」
そうお願いして、実車を見せてもらうことになり、その後すぐに購入を決断し、Bさんから譲って頂くという運びになりました。
ショップの人が驚いていました。サイトにアップしてからこんなに早く決まったのは初めてや、と。アップしてから一週間しか経っていなかったようです。これも縁です。中古車は「縁」。
シルバーのビートは、工場で作られてから24年間という長き時間を共にしたBさんのところから、縁あって、私のところにやってくることになりました。
このシルバーのビートにしてよかった。
あれから5年経った今も、そう思っています。