二回にわたってジェッタのタイヤ交換の話を書きました。
「ジェッタのタイヤ交換 ~ポテンザからファイアストン、そして、セイバーリング(前編)~」
「ジェッタのタイヤ交換 ~ポテンザからファイアストン、そして、セイバーリング(後編)~」
今回は、ファイアストンから交換したセイバーリングというタイヤの話です。
タイヤ館のおっちゃんは、タイヤをファイアストンからセイバーリングに換えたことで、「静かになるよー」って言ってました。
静かになるのに越したことはないけど、このエコエコしたトレッドの方が音よりも気になります。
あっと、そうそう。
空気圧ですが、標準の2.4にしてもらいました。ジェッタは一人乗りのような軽い荷重では前後共に2.4という値が設定値です。
タイヤ館で交換してもらうのを待っていたら「タイヤ交換終わりました」というので、空気圧は?と聞くと、2.7にしました、とのこと。いやいや、2.7はフル乗車の場合。それでは高いので、2.4にしてくださいとお願いして、再度合わせてもらいました。だから、空気圧は高めにはなっていません。低めギリギリ一杯です。
それと、ジェッタのタイヤは、225の45、17インチと扁平です。インチアップしてこれになった訳ではなく、元々、ジェッタのターボ仕様はこのサイズです。扁平タイヤはあまり好みではないのですが、付いているものは仕方ありません。

次の日から早速いつもの道を走らせてみます。交換したては特に注意しないといけないようですから、いつも以上に気をつけながら走ります。
走らせてみた印象はというと。。。
「転がり抵抗が小さい」
動き出すときに、タイヤがスッと転がり始めます。予想以上に前に前に転がっていく感じです。225なので細いタイヤじゃないんですが、なんか標準よりも細いタイヤを履いている、ちょっとそんな感じすらします。
例えば、バックで車庫に入れる時、止まっている状態からスッと動き出します。このスッと動き出す感じは、気持ちいいです。走っているときも、右足が想像している以上に車が前に行くという感じがします。
乗り心地は、一言で言えば、「ソフト」。ふわっとしている感じです。
走っていると、フワッと感、スルッと感。こんな感じを覚えます。
どれぐらいで一皮剥けるのかはわかりませんが、履き始めだからかもと思いながら、その後も走りますが、やっぱり転がり抵抗の小ささは、すごく特徴があります。
そして、ふわっと、するっとした感触なので、直進安定性はというとちょっと?という感じがします。前には進もうとするのですが、直進安定性がいいかというと、あまり良くないように思います。あくまでも前のファイアストンとの比較ですけど。
カーブではどうかというと。ピタッとした感じが薄弱です。
グリップ感がないわけではありません。グリップ力はあります、それなりに。でも、思っているよりも車が外に出ます。アンダーが出やすいという感じなのでしょうか。とにかく車が予想以上に外側に膨れますから、その点は注意が必要です。
また、転がり抵抗が小さいためかどうかはわかりませんが、フワッとした感触なので、タイヤからの情報量は少なめです。ふわっとしていてグリップしないのか?と思うとグリップはする。こんな感じです。前も横も、フワッと、スルッと、こんな感じ。ビシッとしたコーナリングを求める向きには、合いません。
特に、履き始めには注意が必要で、いつも以上にきちんとコーナーを曲がっていこうと思う方がいいです。グリップ力、コーナリングは、だいたい700kmから800kmぐらいになって安定してきました。逆に言えば、それまでは安定してなかったと思います。なお、ウエットでもそれなりのグリップはあります。あまり期待するといけませんが。
高速の安定感も今イチ。ふんわりー、ふんわりー、と走るので。基本、エコタイヤなので、グリップを効かして走っているという感じはありません。高速の方がふんわり感が増す感じがします。
ピシッとした高速の直進性、ピタッと張り付いたようなコーナリングを求める人には、適していません。ゆっくり、ゆったりと走る人向きです。
ふんわりふんわりということは、じゃあ、あまり良くないタイヤかと言うと、そんなことはありません。メリットもあります。
それは、燃費です。転がり抵抗の小ささから来ていると思われます。このタイヤに換えて明らかに燃費が良くなりました。メータ表示ですが1~2ぐらい。
丸山モリブデンとの相性もいいです。ジェッタに丸山モリブデンを入れたときのことについては、こちらに書いてます。「丸山モリブデンをジェッタにも入れてみた!」
丸山モリブデンを入れているので、ジェッタは今エンジンがとても滑らかなのですが、そのエンジンが滑らかに回転する感じと、この転がり抵抗の小さいタイヤとの組み合わせ、相性もいいなあと思っています。スルスルッとエンジンが回転してスルスルッとタイヤが転がって車が進んでいく、加速していく、そんな感じがします。
丸山モリブデンを入れて燃費がたぶん1~2ぐらい上がったと思いますが、タイヤをセイバーリングに換えて更に燃費が1~2ぐらい上がったような気がしています。単純な足し算ということはないでしょうが、以前に比べると2ぐらい上がっている感じがします。
これが一番うれしいポイントです。最近、特にガソリンの値段が上がっていますから、燃費がいいのはうれしいですし、給油の頻度も減りますから、それも助かります。
あっと、言い忘れましたが、このセイバーリング。私が履いたのは、メイド・イン・インドネシアでした。バリバリのアジアンタイヤです。
私は特にそんなの気にしませんからいいですが、アジアンタイヤはちょっとという人にも向きません。なお、全部のサイズがインドネシア製かどうかはわかりませんので、もし検討されるなら、どこ製かを確認された方がいいと思います。
セイバーリングというタイヤ。完全なエコエコタイヤです。ビジッとした走りよりもエコ、そんなタイヤです。
ファイアストンと比べてどうかと言うと、走りはファイアストンの方が断然良かったですが、燃費はセイバーリングの方がいいので、一長一短。もし今、ファイアストンとセイバーリングの両方があってどちらか一方を選択するという状況なら、悩むと思います。燃費を取るか、それとも走りを取るか。
今思うと、ファイアストンは、まあまあのグリップタイヤだったと思います。肩も張っていましたし。それに比べてセイバーリングは、肩も丸く、見るからにエコタイヤです。
セイバーリングは、エコ、それに尽きます。