丸山モリブデンを継続して入れないと、どうなる?(前編)

フォルクスワーゲン

丸山モリブデンは、オイル交換毎に入れるようにと推奨されています。オイルを交換すると、古いオイルと一緒に丸山モリブデンも外に排出されますから、オイル交換後にまた丸山モリブデンを注入する、あるいは、新しいオイルと一緒に入れるということになります。でも、オイル交換したときに丸山モリブデンを入れなかったら、さて、どうなるのか?というのが、今回の話です。

これまでビート、145、ジェッタと、この3台に丸山モリブデンを入れてきました。それぞれ違いはあるものの効果はあるので、オイル交換のときには継続して丸山モリブデンを入れようと思っていますし、実際、入れています。

ビートについてはこの秋(2022年の秋)に三回目を入れました。145については、もうすぐ三回目を入れる予定です。

ジェッタにも継続して二回目を入れようと思っていたのですが、実は少しの期間、入れることができない状況でした。入れないで走っていたときのことと、その後に二回目を入れてからのことを、今回書いておこうと思います。

ジェッタは自分ではオイル交換はしていません。二年毎の車検のときにオイル交換をするだけです。最近は以前と違って走行距離は増えていますが、それでもまあ年間で6000から7000キロ程度、二年で1万4、5千キロ、まあその程度です。オイルの補充はしますが、車検と車検の間にオイル交換をするということはしていません。

車検はディーラーにお願いしています。この春に15年目の車検を通しました。車検整備のときに、ディーラーに丸山モリブデンを入れておいてください、とはさすがに言えませんし、言っても入れてはくれません。だから、車検が終わったら、自分で入れようと思っていました。

ジェッタを引き取って帰ってくるときは、オイルは新品になっていますが丸山モリブデンは入っていません。

ディーラーから帰ってくるとき、ほんの10キロほど?の走行でも、エンジンの感じが以前とは違いました。オイルは新品になっているのに逆に車検前よりもエンジンの回転はちょっと重い感じで、特に、低速でのアクセルオンオフによる挙動変化が大きくなりました。だから、低速でちょっと運転がしにくいなあ、走りにくいなあ、という感じになりました。

「ああ、やっぱり丸山モリブデンを入れてないと、走りにくいなあ。」

これが車検後、オイル交換直後の感想でした。

帰ったら早速丸山モリブデンを入れよう、そう思っていました。

ところが。

さあ入れようと思ってオイル量をチェックしてみると、なんと、オイルが目一杯、いや、目一杯以上に入っています。

「これ、ちょっと入れ過ぎちゃうか?」

と正直思いましたが、もしかしたら普段全然オイル交換をしない、しに来ないので、車検のときにできるだけ多く入れておいてあげようというメカニックのやさしさ?かもしれないと思い直して、そう自分に言い聞かせて、まあ、そのまま様子を見ながら乗ることにしました。

オイル量が目一杯以上なので、残念ながら丸山モリブデンを入れることはできません。丸山モリブデンは一缶で200ccですが、たったの200ccですら入れることができない程、オイルが入っていますから、これ以上は無理。

ということで仕方なく二回目の注入は見送って、入っているオイルが減ってくるのを待つことにしました。

ジェッタは、というか、フォルクスワーゲンのエンジンは、まあまあオイルを消費します。消費することを前提としていて、取説にもそのように書かれています。初代トゥーランに乗っていたときも、よく減りました。

どの程度減るかは車種やエンジンの種類で違うのでしょうが、1000キロも走れば少しは減るかな?ということで、しばらくの間は丸山モリブデンなしで辛抱して走っていました。

でも、1000キロ程度走っても、あまり減りません。これは良いことなのですが、減らないと丸山モリブデンを入れることができません。

上抜きオイルチェンジャーでオイルを少しだけ抜けばいいことなのですが、ちょっとのオイルを抜くためにオイルチェンジャーを出してまた仕舞うのは面倒です。

仕方なくオイル交換後1000キロ走行での注入もあきらめて、それからも丸山モリブデンなしで走り続けました。期間で言うと半年以上です。

その間、どうだったかと言うと。

「別になくてもええやん」

これが正直な感想です。入れなくても、普通に走ります。

私が二回目を入れなくても別にいいかなとそう思った理由は、大きくは三つぐらいあると思っています。

一つ目は、当然ですが、慣れです。

上にも書きましたが、オイル交換で丸山モリブデンを入れないと低速での挙動が大きくなります。車検直後はその挙動の変化がすごくわかって、低速でちょっと走りにくいなあと感じました。

これがジェッタのDSGの普通の状態でしょうけど、でも、低速での挙動はこういうもの、と思って乗れば乗れなくはありません。ジェッタの6速DSGは、特に2速と3速が離れていて、2速がローギヤでギクシャクしがちです。その点が走りにくさではあるのですが、それに気を付けながら走ると、後は、特にどうということはありません。要は、走りにくくなるポイントをわかって走る。そうして走っていると、その走りに慣れてくる、ということでしょうか。

それから二つ目は、丸山モリブデンの二段階目の効果です。

オイル交換前にジェッタには既に丸山モリブデンの二段階目の効果が到来していました。「丸山モリブデンの効果の持続性と二段階目の変化について ~ジェッタ編~

145も、丸山モリブデンを最初に入れてから数千キロを走ったぐらいで二段階目の効果が出てきました。「丸山モリブデンの本当の効果は、かなり遅れてやってくる!?

丸山モリブデンは、最初一回目を入れることで、まずは第一段階の効果が出ます。ジェッタのように入れた直後からすぐに効果がわかる場合もありますが、多くは400から500キロほど走った頃から本格的な一段階目の効果が出ると思います。この一段階目の効果は、おそらく即効性のもので、尚且つ、オイルの中に丸山モリブデンが存在していることによる直接の効果だと思います。

そして、一回目入れてから数千キロ、具体的には3000キロを越えたあたりで二段階目の効果が到来します。必ずとは言いませんが、ジェッタと145には同じように二段階目が到来しました。なぜ、二段階目の効果が出るのかはわかりませんが、私の勝手な予想では、その段階でおそらくは燃焼系がそれまでとは何か変化するのではないかと思います。

第一段階の効果が出てからも燃焼系が少しずつ、ほんの少しずつ実は変化を続けていて、ただそれが実感としてわかるほどのものではなくて、数千キロを走ると、その変化がある程度燃焼系の全体?まで行き渡り、その段階になって初めて実感としてわかる。そんな感じではないかと。

もしかしたら燃焼室のデポジットが取れて綺麗になっているのかもしれませんし、ピストンだけではなくて、それ以外の部分にもモリブデンの影響が及ぶのかもしれません。燃焼系ではない別のところかもしれません。

何れにしても、二段階目の効果が出ると、その段階でエンジンの何かの状態が良くなっている、改善されていることではないかと思っています。この二段階目の効果は、入れた直後や数百キロ程度で来る一段階目の即効性の効果とは違って、オイルの中に丸山モリブデンがなくなってもエンジンの良くなった状態はそのまま維持されるのではないかと、そう推測しています。入れなくなってどの程度の走行距離その状態が維持されるのかはわかりませんが、ある程度維持されるのではないかと思います。

ジェッタの場合、オイル交換のときに既に二段階目の効果が出ていてエンジンの状態が良くなっている、改善されている状況だったので、二回目を入れなくても「普通に走れる」と思ったのかもしれません。これが二つ目の理由です。

それから三つ目。

私の場合は、ビートに続いてジェッタにも燃料添加剤を入れています。この燃料添加剤は給油の度に入れるタイプで、車検よりもかなり前から入れていて、車検を挟んで1年ぐらい入れ続けています。

この燃料添加剤の効果もあったと思います。この燃料添加剤が燃焼系に直接効いているので、丸山モリブデンなしでも気持ちよく走れる、ということがあったのかもしれません。

丸山モリブデンを入れていないと、アクセルオンオフにエンジンがストレートに反応します。これが低速での挙動の大きさ、走りにくさというところに繋がるのですが、一方、燃料添加剤は効いています。だから、アクセルオンでの反応は気持ちよくて、ここでちょっとだけ加速したいなあと思ってアクセルをほんのちょっとだけ踏むとスーと加速する。そして、もういいなあと思ってアクセルを緩めると、スッと加速が終わる。

丸山モリブデンが入っていないのでアクセルオフでの空走感はありません。でも、この加減速の感じも、これはこれでなかなか良くて、丸山モリブデンなしで走っているときも不満は全くなく、とても気持ちよく走れていました。この気持ち良さは、燃料添加剤の効果が大きいと、そう思っています。これが三つ目の理由です。

なお、燃費はほんのちょっとだけ落ちました。その日のメーター表示ではなく積算の方のメーター表示では僅かに0.1だけ落ちました。もっと落ちるかなあと思ったのですが、それほど落ちませんでした。これも燃料添加剤を入れているからかもしれません。

こんな感じで特に不満なく走ってはいたのですが、オイル交換から約半年経ったところで二回目の丸山モリブデンを入れました。オイル交換から4000キロほど走った段階です。その段階でようやくオイルが少し減ってきたので入れることにしました。

丸山モリブデンなしの状態でも気持ちよく走れていたので、別に入れなくても良かったのですが、まあ元々入れるつもりでしたし。

それと、丸山モリブデンを入れない状態でも気持ちよく走れているということは、入れたらもっとすごいことになるのではないかという期待もありましたし。

さて、4000キロのブランク、空白の期間を経て二回目の丸山モリブデンを入れるとどうだったのか。

後編に続きます。